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首都圏新築戸建て価格、3ヵ月ぶりに上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社ネットワークにおける2020年5月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの成約価格データを公表した。

 新築戸建ての平均成約価格は3,576万円(前月比4.2%上昇)と、3ヵ月ぶりのプラスに。東京23区は4,913万円(同5.6%上昇)と上昇するも、5,000万円には届かなかった。そのほか、東京都下3,598万円(同4.2%下落)、神奈川県3,611万円(同0.1%下落)、埼玉県3,261万円(同10.2%上昇)、千葉県3,046万円(同7.7%上昇)。

 09年1月を100として算出した成約価格指数は、首都圏平均で101.0(同4.0ポイント上昇)となり、5ヵ月ぶりに100を超えた。最も指数が高いのは埼玉県で、113.9(同10.5ポイント上昇)だった。

 既存マンションの平均成約価格は2,622万円(同9.5%上昇)。東京23区が、平均専有面積の上昇や4,000万円以上の価格帯の割合上昇などにより、4,043万円(同22.2%上昇)となったことが主因。なお、東京23区の成約価格は、09年1月の調査開始以来3番目の高水準となった。そのほか、東京都下2,179万円(同21.8%上昇)、神奈川県2,238万円(同1.4%下落)、埼玉県1,822万円(同14.7%上昇)、千葉県1,828万円(同13.0%上昇)。

 1戸当たりの平均成約価格指数は131.6(同11.4ポイント上昇)。1平方メートル当たりの成約価格指数は138.3(同6.1ポイント上昇)だった。


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