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新浦安の大規模分譲Mを「ZEH-M Ready」仕様に

「ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ」完成予想CG

 三菱地所レジデンス(株)と近鉄不動産(株)は3日、2020年11月下旬に販売を開始する「ザ・パークハウス 新浦安マリンヴィラ」(千葉県浦安市、総戸数528戸)に、「ZEH-M Ready」を採用すると発表した。

 同物件は、JR京葉線・武蔵野線「新浦安」駅からバスで13分の「高洲海浜公園」バス停より徒歩2分。敷地面積約4万7,199平方メートル。「テラスプラザ」(101戸)、「ベイプラザ」(133戸)、「サニープラザ」(168戸)、「カームプラザ」(126戸)(いずれも鉄筋コンクリート造地上4階建て)の住宅棟計15棟と、ブックカフェ「ヴィラハウス」(木造1階建て)、フィットネスやパーティールームからなる「アネックスハウス」(鉄骨造地上2階建て)で構成する。住戸の間取りは2LDK~4LDK、専有面積は74.84~147.76平方メートル。

 「ZEH-M Ready」の認定を受けるには、住棟・住戸単位、いずれも省エネルギー率が50%以上(再生エネルギーを含む場合。含まない場合は20%)、ZEH基準の強化外皮基準を満たすことが条件となる。

 同物件は、住棟の屋根に太陽光発電パネルを設置。併せて太陽光発電供給網を共有し、電気を各住戸に分配する一括受電システムを導入することで、創出したエネルギーをマンション全体で効率的にコントロールできる環境に。また、オール電化を採用し、通常は深夜電力で湯を沸かし保温するエコキュートを、日中でもお湯を沸かせるように改良。太陽光エネルギーをお湯に変えて蓄熱(蓄エネ)する新システムを導入することで、蓄電池なしで太陽光発電を100%使いきれる環境を整えた。これらの施策と合わせ、省エネルギー性能も向上させ、一次エネルギー消費量の削減率50%を実現する。

 なお、これらの仕組みは、三菱電機(株)、関西電力グループ(Next Power(株))と共同開発したもので、日本初の電力供給体制となる。

 モデルルームのオープンは20年10月上旬。21年10月上旬から22年8月上旬にかけて竣工する見通しで、引き渡しは21年12月下旬から22年11月上旬にかけて行なう。販売戸数・価格等は未定。


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