不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

首都圏新築戸建て価格、再び下落

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社ネットワークにおける2020年6月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの成約価格データを公表した。

 新築戸建ての平均成約価格は3,489万円(前月比2.4%下落)と反転下落した。エリア別では、東京23区が5,017万円(同2.1%上昇)と、4ヵ月ぶりに5,000万円を超えた。そのほか、東京都下3,561万円(同1.0%下落)、神奈川県3,622万円(同0.3%上昇)、埼玉県3,228万円(同1.0%下落)、千葉県2,866万円(同5.9%下落)。

 09年1月を100として算出した成約価格指数は、首都圏平均で98.5(同2.5ポイント低下)。最も指数が高いのは埼玉県で、112.7(同1.2ポイント低下)だった。

 既存マンションの平均成約価格は2,749万円(同4.8%上昇)。前年同月比は1.0%上昇し、5ヵ月ぶりのプラスに。価格水準の高い東京23区が、平均専有面積の拡大などにより4,272万円(同5.7%上昇)となったことが主因。東京23区の成約価格は4,000万円を超え、09年1月の調査開始以来2番目の高水準となった。そのほか、東京都下2,328万円(同6.8%上昇)、神奈川県2,294万円(同2.5%上昇)、埼玉県1,607万円(同11.8%下落)、千葉県1,740万円(同4.8%下落)。

 1戸当たりの平均成約価格指数は138.0(同6.4ポイント上昇)。1平方メートル当たりの成約価格指数は135.6(同2.7ポイント低下)となった。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら