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単身者向けマンション賃料、「赤坂見附」等がトップ

 (株)長谷工ライブネットは3日、「首都圏賃貸マンション賃料相場マップ2020年版(THE RENT MARKET RATE)」を公表した。

 同社が首都圏で管理する約4万5,000件の賃貸マンションの成約データや、19年1~12月の賃料募集データ約43万件を基に独自の分析調査を実施。単身者世帯(1R・1K・1DK/基準面積25平方メートル)、2人世帯(1LDK・2K・2DK/同40平方メートル)、ファミリー世帯(2LDK・3DK・3LDK/同60平方メートル)の3つに分類し、駅別に査定を行なった。対象となったのは、92沿線、延べ1,072駅。

 市区別の平均賃料相場を見ると、旧東京都庁(現東京国際フォーラム)を中心とした5km圏では、各間取りタイプとも東京都港区の賃料が最も高い結果に。賃料相場は、単身者世帯タイプで13万円台、2人世帯タイプで19万円台、ファミリー世帯タイプで28万円台だった。次いで、東京都千代田区、中央区、新宿区が続いた。
 10km圏内では、渋谷区が最も高く、次いで、品川区、目黒区。20km圏内では、世田谷区、大田区、川崎市中区、東京都杉並区、武蔵野市、三鷹市の賃料水準が高く、どの圏域でも、南西エリアの賃料水準が高い傾向にあることが分かった。
 30km圏では、横浜市北部および、JR中央線沿線、京浜東北線沿線の賃料水準が高い傾向だった。

 あわせて発表した単身世帯の賃料相場ランキングでは、東京23区は東京メトロ「赤坂見附」駅、同「永田町」駅が15万2,000円でトップ。東京都下はJR等「吉祥寺」駅(10万2,000円)、神奈川県は東急等「武蔵小杉」駅・JR等「横浜」駅(9万8,000円)、埼玉県はJR「川口」駅(8万4,000円)、千葉県はJR「新浦安」駅(8万6,000円)がトップだった。


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