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マンション長寿命化に係るモデル事業を採択

 国土交通省は5日、「マンションストック長寿命化等モデル事業」の採択プロジェクトを公表した。

 今後急増することが確実な高経年マンションの適正な維持管理の促進、長寿命化に資する改修・建て替えの推進を目的に、先導性の高いマンション再生プロジェクトを支援する。2020年度に創設し、今回が1回目の採択となる。

 募集期間は20年4月30日~6月30日。事業前の立ち上げ準備段階に支援する「計画支援型」と、長寿命化等の改修工事や建替工事の実施段階に支援する「工事支援型」に分類して募集した。

 「計画支援型」は応募総数6件のうち3件を採択。居住者、店舗、事務所の権利関係者の意向を調整しながら再生方針を検討する、阪急阪神不動産(株)の取り組み等を選出。
 「工事支援型」は2件のうち1件を採択。ジャパン・エンヂニアリング(株)による、既存の工事工法等を工夫し、排水立管の更新・更生工事を行なう取り組みを採択した。

 なお、第2回の応募を9月30日まで受け付けている。採択結果は10月末に公表する予定。詳細は国立研究開発法人建築研究所のホームページを参照。


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