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管理業好調も減収減益/シノケンG 20年12月期2Q

 (株)シノケングループは12日、2020年12月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(20年1月1日~6月30日)は、売上高461億5,100万円(前年同期比9.1%減)、営業利益42億1,300万円(同30.8%減)、経常利益39億1,100万円(同29.6%減)、当期純利益26億3,500万円(同31.3%減)。

 不動産セールス事業では、アパートメント販売で、新規受注、既存顧客からの追加受注がともに底堅く推移。マンション販売では、首都圏において都会的で利便性の高いデザイン性を重視したデザイナーズ仕様の物件を区分販売した。
 なお、営業活動は、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため4月から5月にかけての緊急事態宣言中については対面営業を自粛する等の対応をとっていたが、6月からはコロナ対策を講じた上で再開した。これらの結果、売上高は233億5,900万円(同25.7%減少)、セグメント利益は19億700万円(同51.3%減少)。

 不動産サービス事業では、当期末時点で、賃貸管理戸数は3万7,963戸、入居率99%超を実現。分譲マンションの管理組合からの管理受託しているマンション管理戸数は7,072戸となった。その他、家賃等の債務保証は、保証プランの充実や保証家賃等の回収率向上に尽力。少額短期保険商品の充実を図り新規契約を拡大させた。いずれの事業も新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けず、順調に増加した。その結果、売上高は94億3,300万円(同14.7%増加)、セグメント利益は18億1,500万円(同1.9%減少)。

 通期は、売上高1,020億円、営業利益105億円、経常利益100億円、当期純利益70億円を見込む。新型コロナウイルス感染拡大による影響は免れないものの、同社グループでは、これまで進めてきたビジネストランスフォーメーションが奏功し、販売チャネルの多角化やストックビジネスの拡大等、外部環境に影響されにくい事業基盤を構築していることもあり、20年2月14日の決算短信で公表した業績予想から現時点では変更しないとした。


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