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23区新築マンション、坪単価トップは渋谷区

 (株)マーキュリーは18日、2020年上半期(1~6月)に東京23区で供給された新築マンションの坪単価、騰落率ランキングを発表した。

 坪単価が最も高かったのは、渋谷区の816万9,000円で、70平方メートルのマンション価格は約1億7,200万円となる。高額物件が大量に供給されたのが要因。最低は足立区の251万8,000円だった。また、19年の23区平均坪単価296万円を下回ったのは、同区をはじめ5区(板橋、大田、北、江戸川、足立)だけだった。

 騰落率のトップは葛飾区で、19年上半期の209万1,000円から45.5%増の304万3,000円となった。周辺相場と比べ価格設定が高めの金町駅前の大型タワー物件が190戸供給されたことが要因。最下位は豊島区の20.8%減(403万円→319万円)。供給戸数が少なく、相場より価格設定の低い物件が供給されたため。23区中、騰落率がマイナスとなったのは5区(大田、文京、杉並、足立、豊島)だった。

 今回の結果について同社は「新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う販売自粛により、前年同月比で見ると供給戸数が大きく減少。供給戸数の全体数が少ない分、個別物件の供給の影響が相場にダイレクトに反映される結果となった」と分析している。


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