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秋葉原に「NOHGA HOTEL」第2弾/野村不G

1階にエントランスと一体化したスパニッシュ・イタリアンレストランを誘致

 野村不動産(株)と野村不動産ホテルズ(株)は20日、「NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO(ノーガホテル秋葉原東京)」(東京都千代田区、客室数120室)をプレス向けに公開した。9月1日より、フィットネス等、一部施設を除きプレオープンする。

 同社グループが開発・サービスを担うホテルブランド「NOHGA HOTEL」の第2弾。「地域と深くつながることで生まれる、素敵な体験」をコンセプトに、同ホテルでは、さまざまなカルチャーが交錯する「秋葉原」を深堀し、「アート・音楽・食」をテーマに秋葉原での滞在が楽しめるホテルを企画した。

 JR「秋葉原」駅徒歩6分、東京メトロ「末広町」駅徒歩4分に立地。敷地面積662.19平方メートル、延床面積4,160.27平方メートル、鉄骨造10階建て。竣工は6月30日。

 1階にスパニッシュ・イタリアンレストランを誘致し、エントランスと一体化した内装とした。2階にはフロントおよびフィットネス設備とテラスを設置。

 3階以上が客室となり、ダブルおよびスーペリアダブルを中心に、2~3名で宿泊できる部屋タイプを用意。客室面積は18~35平方メートルと、ビジネスホテルの多い秋葉原では広めに設定した。全室に音質にこだわったスピーカーを設置。デラックスツイン(35平方メートル、5室)には高音質を誇る5社のスピーカーを採用している。室内は、カラフルでにぎやかな景観の秋葉原に対比させ、シンプルで温かみのある内装とした。

 地域とのつながりとして、エリア50件の地域企業と連携。アメニティや客室備品、レストランの食器等に商品を採用しており、一部商品はホテルで購入することもできる。また、第1弾の上野エリアも含め、周辺エリア180店を掲載するガイド&MAPを作成。神田明神と提携して、通常は一般に開放していない箇所を見学できるツアーなど、文化や伝統、お参りの作法などに触れられるイベントも開催していく。

 そのほか、館内で秋葉原をテーマにした現代アートを常設展示し、企画展なども開催していく。

 20日の記者発表で野村不動産ホテルズ代表取締役社長の青木秀友氏は、「何か新しいことにチャレンジしていくのが“NOHGA HOTEL “というブランド。厳しい環境の中でのオープンとなったが、『今、どうやったら泊まりたくなるか』『何が提供できるか』、頭を使い知恵を絞って考えている。ここを乗り越えていくことが宿泊業界の底上げになると信じている」などと述べた。

 なお、「NOHGA HOTEL」の今後の展開は、2022年春に京都市で第3弾の開業を予定している。

「NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO」外観
全室に音質にこだわったスピーカーを設置した


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