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リノベして住宅取得、9割が間取りに満足

 リノベる(株)はこのほど、既存住宅購入+リノベーションの経験者を対象とした「住まいへの満足度や入居後の変化についての調査」の結果を発表した。

 調査は8月7~17日、同社にて「既存マンション購入+リノベーション」を実施した人を対象にウェブアンケートを実施。サンプル数は195人。比較対象として新築マンション購入者へのアンケートも実施した。8月21~23日、過去10年に東京で新築マンションを購入した20~59歳の人を対象にウェブアンケートを行ない、サンプル数は215人。

 住まいの「間取り」「デザイン・素材」「住宅設備」などについての満足度を聞くと、「間取り」ではリノベは90.3%が満足していると回答。一方で新築は満足度50.7%にとどまった。また「デザイン・素材」についてもリノベは89.7%、新築は55.8%と大きく差がついた。このほか、すべての項目でリノベの方が満足度が高い結果となった。「こだわりの詰まった住まいを実現するというリノベーションの醍醐味を実感して満足しているという結果が見られた」(同社)。

 物件取得をきっかけとした「変化」について聞くと、「家でリラックスできるようになった」は、リノベは73.8%、新築は29.3%。また、「家への愛着がわいてきた」はリノベ66.2%、新築18.1%となった。「将来について深く考えるようになった」はリノベが23.6%にとどまったのに対して新築は39.5%。「家族やパートナーとのコミュニケーションが増えた」はリノベ19.0%、新築25.6%となった。

 また、「既存マンション購入+リノベーション」の実施者に、将来的に住み替える際に選ぶ住宅種別を聞くと、「既存マンション+リノベーション」が70.4%で最も多く、「既存戸建て+リノベーション」が50.2%となった。新築マンション購入者は「新築戸建て」が52.2%で最も多く、「新築マンション」が22.5%となった。


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