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首都圏住宅地価格、変動率は2四半期ぶりのプラス

 野村不動産アーバンネット(株)は8日、2020年10月1日時点の首都圏「住宅地価格動向」調査結果を発表した。調査地点数は168ヵ所。

 20年7~9月期の平均変動率は0.3%(前回マイナス0.7%)と、2四半期ぶりのプラスとなり、変動幅も広がった。エリア別にみると、東京都区部が0.7%(同マイナス0.4%)、東京都下が0.3%(同マイナス1.9%)、神奈川が0.3%(同マイナス0.4%)、埼玉が0.3%(同マイナス0.8%)、千葉が0.0%(同0.0%)。千葉以外のエリアがプラスに転じた。

 「値上がり」を示した地点は19.6%(同1.8%)、「横ばい」が79.8%(同72.0%)、「値下がり」が0.6%(同26.2%)。値上がり地点と横ばい地点が増加、値下がり地点が減少した。

 年間ベースでの首都圏エリア平均変動率は、マイナス0.3%(同マイナス0.5%)で、2四半期連続のマイナス。「値上がり」地点が16.1%(同8.9%)、「横ばい」が59.5%(同64.3%)、「値下がり」が24.4%(同26.8%)。

 コロナ禍での在宅勤務等による新たな需要の高まりから、戸建てを中心に売れ行きが好調。前回調査から改善傾向となった。


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