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長谷工版BIMと連動した「超高層PCa梁分割システム」

PCa梁分割イメージ(青、赤、黄に分割)

 (株)長谷工コーポレーションは14日、超高層マンションの建設における生産性の向上を目的に、長谷工版BIMと連動した「超高層PCa梁分割システム」を開発したと発表した。

 建物の基本となる部材を工場で製造した後、作業所へ持ち込み躯体を組み立てるPCa工法では、運搬の際、トレーラーが積載可能な容量・重量などを考慮したPCa分割位置について検討が必要なため、PCa製作図の作成に多大な時間と労力がかかっていた。

 今回開発した同システムでは、特別な専門知識や経験がなくとも梁寸法やコンクリート強度、継手の長さなどの施工条件を入力するだけで、梁分割のシミュレーションが可能となり、従来の検討時間と比較して半分程度の時間短縮を実現。さらに、長谷工版BIM(マンションの設計、施工、販売、管理まであらゆるステージでのBIMモデル活用を目指すシステム)と連動させることで、PCa工場との情報化生産を可能とし、生産性向上を図るだけでなく、PCa製作図なども省略できるようにした。

 同社は、今後も長谷工版BIMをはじめDXを推進することで、建設関連事業における生産性向上と品質安定化を実現していく。


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