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東京都、国産木材を活用した建築物設計を支援

 東京都は13日、令和2年度新規事業として、中・大規模建築物の木造木質化設計支援事業の募集を開始した。

 東京での木材利用拡大を目的に、国産木材を活用した建築物の設計を支援する。全国的にも住宅着工戸数の減少が見込まれる中、東京での木材利用を拡大するためには、中・大規模建築物での新たな木材需要を創出していく必要がある。そこで、中・大規模建築物の木造木質化を実現する設計段階で支援を行なう新たな取り組みを開始。これにより、中・大規模建築物の木造木質化促進と、全国各地の木材利用促進、さらには森林整備への好循環へとつなげていく。

 一定規模以上の建築物で、国産木材の使用量を床面積1平方メートル当たりおおむね0.18立法メートル以上として設計することが要件(うち、多摩産材を一定割合以上使用すること等)。都内に建築を計画する民間施設において、木造木質化の設計にかかる経費の一部を補助する。補助下限額は500万円、上限額は5,000万円(補助対象経費の2分の1以内)。

 詳細は、東京都ホームページを参照。


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