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クラウド型スマートビル管理システムの実証実験

 東京建物(株)は1日、最先端のスマートビル管理システム「Dynamic Building Matrix」(以下、「DBM」)の実証実験を、東京建物日本橋ビル(東京都中央区)で開始したと発表。DBMの導入は日本初だという。

 DBMは、ビル管理業務に必要な情報を統合可視化するクラウド型のビルディング・マネジメントシステムで、業務管理システム、設備・資産管理システム、3D空間可視化プラットフォームなどで構成される。ビル内の状況、点検業務、空気環境といったビル管理に必要な情報をデータ化して統合可視化する。(株)テクサー、シリコンテクノロジー(株)の技術協力を得ている。

 実証実験では、東京建物日本橋ビルでDBMの各機能を活用。モバイルアプリケーション活用による点検作業時間の削減、設備の状態や点検結果など多様な情報を3D化した日本橋ビルモデル上で統合表示するといった、ビル管理業務の高度化、効率化に向けての効果検証を実施する。併せて、ビル管理の視点から、DBMの改善点を確認、改善および機能拡張を進める。

DBMシステムの構成図


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