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コロナ禍で水回りリフォーム意向が増加

 TOTO(株)は7日、「コロナ禍における生活意識と行動に関する実態調査」の結果を発表した。

 コロナ禍によって生活者の意識や生活行動の変化に加え、水回りを中心としたリフォーム意向を把握するために実施。8月28日~9月1日、持家に居住する全国の20~79歳の男女を対象にインターネット調査を実施。サンプル数は2,197件。

 今後、自宅をどのようにしたいかという設問では、「リフォームせずにそのまま住み続けたい」が51.8%で最も多く、「リフォームして住み続けたい」が23.0%で続いた。以下、「新たな住宅に住み替えたい」4.6%、「新たにセカンドハウスを購入したい」が0.9%だった。

 「リフォームして住み続けたい」と回答した人に対して、トイレやリビング・ダイニングなど、自宅の各箇所のリフォーム意向がコロナ禍によってどう変化したか聞いたところ、「高くなった」「やや高くなった」の合計上位5位までを水回り設備が独占。「トイレの便器本体」が30.4%、「システムバス・浴槽」が28.9%、「システムキッチン・流し」が27.6%、「洗面化粧台・洗面器」が24.9%、「温水洗浄便座」が24.5%となった。水回り以外では、「リビング・ダイニング」が24.2%で最も高かった。

 また、コロナ禍を踏まえて水回りに欲しい設備については、キッチンでは「自動水栓」が42.7%で最多、次いで「自動洗浄機能付き換気扇」24.7%となった。洗面所では「自動水栓」が38.7%で最多。トイレでは「便器内の除菌機能の付いたトイレ」が35.2%でトップとなり、いずれも「自動」や「除菌」に関する設備が上位となった。


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