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新橋の有形文化財ビルをシェアオフィスに

「堀ビル」の外観

 合資会社堀商店、(株)竹中工務店、グッドルーム(株)は8日、国の登録有形文化財「堀ビル」(東京都港区)の保存活用事業に着手した。

 「堀ビル」は1932年竣工、建築金物の製造販売を手掛ける堀商店のオフィスとして建てられた。JR他「新橋」駅から徒歩1分に立地し、敷地面積は192平方メートル。鉄筋コンクリート造地上5階地下1階建てで、延床面積は875平方メートル。

 外堀通り沿いの交差点の角地に立地し、テラコッタタイルを基調として水平に窓が連続する外観が特徴的。建物の内外にわたってさまざまな装飾が施されており、98年に国の登録有形文化財に指定されている。

 竹中工務店が、同ビルのオーナーである堀商店会長とマスターリース契約を締結、改修工事を進める。竣工後はグッドルームが運営するシェアオフィスとする。開業は2021年4月を予定する。

1階部分。さまざまな装飾が施されている
階段室


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