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震災対策をテーマにオンラインで親子向けプログラム/森ビル

オンラインを通じて森ビル社員がレクチャー
オンライン参加者たち。参加地域が限定されないことで今回は海外からの参加もあった

 森ビル(株)は17日、「ヒルズ街育プロジェクト」において、オンラインプログラム「震災対策を学ぼう!安全と安心のヒミツ探検ツアー」を開催した。

 「ヒルズ街育プロジェクト」は、まちづくりの豊富なノウハウを子供たちに伝え、楽しく学びながら次世代の都市のあり方を考える機会として実施している親子向け無料プログラム。2007年度のスタート以降、延べ1万5,000人が参加している。コロナ禍により従来型のツアー開催が難しい中、20年9月よりオンライン開催をスタートした。

 今回実施したプログラムは、震災対策をテーマに小学校4~6年生および保護者28組を対象に、約70分のレクチャーとワークショップで構成。オンラインを通じて森ビル社員による解説のもと、事前に自宅に送付された実験用の工作教材や「ヒミツの備蓄キット」(六本木ヒルズに備蓄されている震災備品の一部)を使い、安全・安心な「街」や「建物」、「日々の備え」 について、親子で学べる機会を提供した。

 また、自身が住むまちの安全・安心について考えられるよう、事後学習用のワークシートも用意。参加者は、自宅から学校までの通学路を地図で描いた上で「危ない場所」「安全な場所」「地震に強い建物」を書き込み、合わせて場所の写真を撮影。特設Webページ上で参加者同士が情報を共有することで、プログラムの内容への理解をより深められる工夫も採り入れている。

 オンラインを生かし、震災対策クイズやチャットによる質問コーナーも用意。従来型のツアーでは、参加者は東京や関東圏に限られたが、オンライン開催とすることで地域に限定されず、今回は海外からの参加(オーストリア)もあったという。なお、同プログラムは31日にも開催する予定。

事前に自宅に実験用の工作教材などを送付して実施


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