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北欧で初のオフィス大規模リノベ/三菱地所

「(仮称)Fyrkanten 11」外観(改修前)

 三菱地所(株)は25日、英国子会社である三菱地所ロンドン社を通じ、スウェーデン・ストックホルムのオフィス大規模改修事業「(仮称)Fyrkanten 11」に参画したと発表した。欧州で投資マネジメント事業を展開する同社グループの「Europa Capital社」との協業。北欧でオフィス大規模改修事業を手掛けるのは今回が初。

 改修する物件は1920年竣工。ストックホルム中心部の北側、近年ITセクターを中心に多くの企業が集積するエリアに位置。地上8階地下2階建てのオフィスビルを、オフィス・店舗・住宅に改修する。改修前の賃貸面積は約6,900平方メートル、改修後は約7,800平方メートル。総事業費は約135億円。

 歴史的なまち並みが保存されているストックホルム中心部であることから、既存建物の外装・構造部分を最大限生かしつつ、賃貸床の新規創出、エントランスの改装、設備プラントやエレベーターの入れ替え、専有内装の改修等を実施する。オフィスビルのグレードA物件同等の仕様に変更する予定。

 竣工は2023年を予定している。


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