Hmlet Japan（株）（ハムレット・ジャパン：東京都千代田区、代表取締役：佐々木 謙一氏）は17日、コリビング形態の賃貸住宅「Hmlet新宿御苑前」（東京都新宿区、総戸数17戸）を開業した。
同社は、三菱地所（株）とHmlet Pte.,Ltd.（本社：シンガポール）が2019年に設立したコリビングの運営会社。19年12月の「渋谷松濤」を皮切りに、現在、東京都内で同物件含めて9物件（渋谷松濤・笹塚・岩本町・千石・高田馬場・原宿・三軒茶屋・森下・新宿御苑前）計235戸を運営している。
「Hmlet」シリーズでは、都心の駅近立地に、定期借家契約で1ヵ月～2年間の入居が可能な賃貸住戸を展開。住戸は1K～2LDK。幅広い世代の多様なニーズに応えるため、家具・家電付住戸を設置しているほか、必要に応じてレンタルできる仕組みも整えた。入居者が随時利用できるコミュニティ・ラウンジなどの共用スペースも用意している。入居者は、専用のウェブサイト・アプリを通じて住まいの不具合等に関する連絡ができ、衣服のクリーニングや部屋の清掃といった生活サービスも利用可能。コミュニティ・マネジャーが、イベントなどを企画・運営して入居者同士の交流をサポートする。
「新宿御苑前」は、東京メトロ「新宿御苑前」駅徒歩4分、「新宿三丁目」駅徒歩7分に立地。鉄筋コンクリート造地上10階建て、住戸間取り1K・1DK・1LDK（専有面積25.9～37.63平方メートル）。期間限定で、コワーキングスペースも用意する。
今後の展開は、21年4～6月に4物件（門前仲町・羽根木・元浅草・江戸川橋）・計87戸がオープンする予定で、7～12月に270室程度、22年以降は年間600～1,000室ほどの新規開業を想定している。既存物件の改修も含め、大阪や名古屋等にもエリアを拡大、中長期的には1万室以上の運営を目指していく。