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「住宅ストック維持・向上促進事業」募集を開始

 国土交通省はこのほど、「住宅ストック維持・向上促進事業(良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業)」の募集を開始した。

 良質な住宅ストックの活用に向け、維持管理やリフォームの実施などによって住宅の質の維持・向上が適正に評価されるような、住宅ストックの維持向上・評価・流通・金融等の一体的な仕組みの開発・普及等を行なう事業を募集する。
 対象者は、宅建業者、金融機関、建築士、検査事業者等が連携した協議会など。関係主体が連携した協議会のうち、特定既存住宅情報提供事業者団体登録規程に基づき登録を受ける予定、もしくは登録を受けた事業者団体が、安心R住宅を対象として行なう取り組み(安心R住宅版)も支援する。

 先導型事業として、良質な住宅ストックの形成や適切な維持管理の実施、適切な資産評価を踏まえた新たな金融・流通商品等の仕組みの開発および仕組みを活用した住宅の普及に取り組む協議会の開発、体制整備等を行なう事業を募集。普及型事業として、長期優良住宅認定制度や、安心R住宅制度等の施策を活用した既存住宅の普及に取り組む協議会の体制整備・周知および性能維持向上事業を募集する。

 インスペクションの方法や実施時期の検討、開発等に係る試行的な工事の費用については上限2,000万円、事業者や消費者への説明会開催等、体制整備・周知に係る費用については上限1,000万円、実際のインスペクションの実施等に要する経費等、性能維持・向上に係る費用は1戸当たり上限100万円を支援する。

 応募締め切りは4月26日12時。安心R住宅版については12月24日。外部有識者等からなる評価委員会等において評価を行ない、5月下旬を目途に審査結果を発表する。


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