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東京都心5区のビル空室率、13ヵ月連続で上昇

 三鬼商事(株)は8日、2021年3月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は5.42%(前月比0.18ポイント上昇)と、13ヵ月連続の上昇となった。既存ビルの大型空室に成約の動きが見られたが、集約などに伴う解約や新規供給の影響もあり、空室面積は約1万5,000坪増加した。

 新築ビルの空室率は7.35%(同3.18ポイント上昇)、既存ビルは5.38%(同0.12ポイント上昇)と、いずれも前月より上昇。1坪当たりの平均賃料は2万1,541円(同121円減)で、8ヵ月連続の下落となった。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は3.91%(同0.17ポイント上昇)と、11ヵ月連続で上昇。館内縮小や拠点の集約、撤退などに伴う解約の動きが出ていたこと、成約の動きが小規模にとどまったことから、空室面積は約3,600坪増加した。

 新築ビルの空室率は75.26%(同変化なし)、既存ビルは3.80%(同0.17ポイント上昇)。1坪当たり平均賃料は1万1,917円(同3円減)と、小幅ながら3ヵ月連続の下落となった。


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