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増収減益/フジ住宅21年3月期

 フジ住宅(株)は7日、2021年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(2020年4月1日~21年3月31日)は売上高1,215億4,100万円(前期比10.0%増)、営業利益39億8,600万円(同20.3%減)、経常利益35億5,800万円(同22.9%減)、当期純利益23億5,800万円(同23.6%減)。

 主力の分譲住宅セグメントでは、引渡戸数は714戸(前期比22戸減)とふるわなかったが、分譲住宅用地の宅地販売が97区画(同57区画増)と増加したほか、分譲マンションの引渡戸数が138戸(同124戸増)と大幅に増加。さらに兵庫県下の大型分譲住宅用地の一部を素地販売したことにより、売上高は402億4,100万円(同39.1%増)と伸長。しかし価格引き下げ等の弾力的な売価設定の実施により、セグメント利益は3億9,500万円(同69.9%減)にとどまった。

 住宅流通セグメントでは、既存住宅の引渡戸数が1,459戸(同248戸減)と大幅に減少し、売上高327億8,900万円(同14.1%減)、セグメント利益5億500万円(同29.2%減)。土地有効活用セグメントは売上高244億100万円(同4.7%増)、セグメント利益20億8,500万円(同4.0%減)。賃貸及び管理セグメントは、売上高217億2,800万円(同8.4%増)、セグメント利益25億8,400万円(同6.3%増)。

 次期は、売上高1,214億円、営業利益50億円、経常利益46億円、当期純利益31億円を見込む。


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