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東京都心5区のビル空室率、14ヵ月連続で上昇

 三鬼商事(株)は13日、2021年4月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は5.65%(前月比0.23ポイント上昇)と、14ヵ月連続の上昇となった。大型空室の募集開始や解約の動きが相次いだため、一部では拡張移転などの成約は見られたが、空室面積は約1万8,000坪増加した。

 新築ビルの空室率は7.30%(同0.05ポイント下落)、既存ビルは5.62%(同0.24ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は2万1,415円(同126円減)で、9ヵ月連続の下落となった。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は4.01%(同0.10ポイント上昇)と、12ヵ月連続で上昇。成約の動きが小規模にとどまる中、縮小や撤退、拠点の集約などに伴う解約の影響が見られたことから、空室面積は約2,000坪増加した。

 新築ビルの空室率は75.26%(同変化なし)、既存ビルは3.89%(同0.09ポイント上昇)。1坪当たり平均賃料は1万1,848円(同69円減)と、4ヵ月連続で下落した。


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