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三菱地所、ぴあと業務・資本提携

 三菱地所(株)とぴあ(株)は13日、業務・資本提携について基本合意したと発表。

 両社は昨年開業した「ぴあアリーナMM」で協業をスタート。ライブ・エンタテインメントとまちづくりの一体化を進めることを通じて、「街に来ること、街にいることの価値」を高め、「人々のQOL(Quality of Life)向上にライブ・エンタテインメント産業が不可欠になる」との共通認識に立ち、相互の企業価値向上を進めるために、業務・資本提携に至った。

 ぴあが第三者割当増資により新株68万200株を発行し、三菱地所がその全株を引き受ける形で資本参加する。三菱地所の株式所有割合は4.4%となる。

 業務提携により、両社が保有・運営するアリーナ、ホール等のライブ・コンテンツ施設について、ノウハウを相互に提供。集客力と施設のブランド力を向上させることで、収益性の高い施設経営につなげる。また両社が共同して魅力あるイベントを企画し、誘致あるいは自主興行機能を強化する。さらには三菱地所の強みである「まちのブランド化」「エリアマネジメント」とライブ・コンテンツの魅力を融合し、施設単体にとどまらずエリアにある他の施設とつなげることで、まち全体の回遊効果や商業施設等の活性化、まちのイメージアップを図る。

 提携業務を推進するため、2021年度内を目途に、両社合弁による新会社設立を予定しており、相互の人事交流も検討していく。


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