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住宅事業が牽引/東建21年12月期1Q

 東京建物(株)は12日、2021年12月期第1四半期決算(連結)を公表した。

 当期(21年1月1日~3月31日)は、営業収益1,026億9,200万円(前年同期比5.9%増)、営業利益210億7,600万円(同56.7%増)、経常利益197億8,100万円(同60.0%増)、当期純利益138億5,000万円(同73.0%増)。

 ビル事業は、営業収益287億5,800万円(同9.2%減)、営業利益92億8,800万円(同1.4%増)、事業利益93億2,500万円(同0.6%増)。一部の商業施設やホテル等で新型コロナウイルス感染症拡大の影響が見られたが、「HarezaTower」(東京都豊島区)の通期稼働等により、前年同期と同水準となった。
 住宅事業は、営業収益578億9,800万円(同32.1%増)、営業利益および事業利益131億9,600万円(同177.4%増)と、大幅な増収増益。期中、住宅分譲については「BrilliaTower西新」(福岡市早良区)、「SHINTO CITY(I街区)」(さいたま市大宮区)等を売り上げに計上。宅地等売り上げについては、投資家向け物件売却として「Brillia ist千駄ヶ谷」(東京都新宿区)、「Brillia ist四谷本塩町」(東京都新宿区)等の賃貸マンションを売上に計上した。
 アセットサービス事業は、営業収益113億5,100万円(前年同期比23.8%減)、営業利益および事業利益8億1,300万円(同47.5%減)と減収減益に。仲介件数は277件(同18件増)と微増したが、アセットソリューションにおける投資家向け物件売却による不動産売上が減少した。ほか、駐車場運営においてコロナ禍の影響による稼働の低下も響いた。

 通期業績予想は、営業収益3,550億円、営業利益540億円、経常利益480億円、当期純利益330億円を見込む。


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