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不動産開発事業が好調/フージャース21年3月期

 (株)フージャースホールディングスは13日、2021年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~21年3月31日)は、売上高802億2,200万円(前期比5.9%減)、営業利益54億3,500万円(同18.8%減)、経常利益46億1,600万円(同16.3%減)、当期純利益28億7,800万円(同939.3%増)。主力の分譲マンションおよび分譲戸建事業において販売が順調に推移したことに加え、売上原価や販売費等が減少したため、前回発表予想値を上回る結果となった。

 主力の不動産開発事業では、マンション1,272戸、戸建住宅125戸を引き渡し、売上高553億1,500万円(同18.9%増)、営業利益46億7,100万円(同111.1%増)を計上した。
 CCRC事業では、マンション268戸を引き渡し、売上高114億6,600万円(同28.1%増)、営業利益3億5,100万円(同35.3%増)となった。

 次期は、売上高760億円、営業利益57億円、経常利益50億円、当期純利益31億円を見込む。

 22年3月期から26年3月期を計画年度とする、新たな中期経営計画についても公表した。
 大方針である「地方・シニア・富裕層」をターゲットとした戦略は踏襲し、「安定供給/安定収益体制の確立」を掲げ、地方およびシニア住宅を核としてすべての事業を「住宅」をテーマに再構築すること等を掲げた。各事業の戦略としては、不動産開発事業において、多様化する居住ニーズと不動産市場の需給バランスを捉えた商品開発の強化などに取り組む。CCRC事業では、シニア向け分譲マンションで「所有権型・シニア専用」をテーマに、今後の市場拡大を見据えて継続的に事業推進を図っていくとした。
 数値目標として、最終年度の経常利益100億円、当期純利益65億円、ROE15%以上を目指していく。


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