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SEAネット、社宅代行送客が約1万件に

 ピタットハウスネットワーク(株)は21日、提携する不動産会社の連携組織「SEAネットワーク」の2021年度全国大会の実施報告を、Web配信した。

 スターツグループからSEAネットワーク会員に送客した社宅代行送客数は9,936件(前年度8,377件)と増加。17年の4,329件から3年で約2.3倍に成長した。成約実績は3,130件(同2,658件)。
 社宅代行業務を担うスターツコーポレートサービス(株)代表取締役社長の新井俊也氏は、「昨年は生産性に焦点を当てていたが、今年度は顧客満足を強化していく。基本的なことだが、送客後の報告、入居者のニーズに合う物件の提供などを徹底する」とした。

 21年度の重点項目については、(1)会員同士の成功例や不動産案件の情報共有によるビジネス拡大、(2)スターツグループとのビジネスマッチング強化、(3)法人提携企業増加に伴う社宅送客対応スキルアップ、および成約率向上を挙げた。同社SEAネットワーク事務局長の新田 望氏は、「今年度の運営テーマは『協調×協力』。現場で浮き彫りとなった課題や成功例を持ち寄る『サービス研究会』などの研修を充実させ、現在(4月末時点)の140社・1,005店から1,200店舗のネットワークに拡大させたい。会員、スターツグループ、ネットワーク本部、この3つの“力”を合わせ、顧客満足の向上に努めていく」と話した。

 また、提携法人が保有する社宅以外の「不動産案件情報」(売却・購入・事業用賃貸)を会員向けに定期配信すること、店舗運営・不動産実務に役立つ情報を「SEAネットワーク通信」として月2回配信することを新たな方針として加えた。引き続き、オーナーに有益な情報を提供する「オーナーズニュース」の配信、社宅業務研修やサービス研究会、経営者懇談会などのイベントも実施していく。


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