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次世代住宅、中野坂上の賃貸住宅で実証実験

スマートミラー、プロジェクター、調光調色照明などのIoTデバイスを設置したリビングダイニング

 (株)NTTドコモ、NTTアーバンソリューションズ(株)、NTT都市開発(株)は26日、賃貸マンション「Wellith URBAN(ウエリスアーバン)中野坂上」(東京都中野区、総戸数99戸)において、次世代住宅の実現を目指す実証実験を開始した。2023年3月までの予定。

 AI、IoT技術を用いて実際の住宅環境において入居者から長期間のデータ収集やヒアリングを実施。入居者の行動や好みを理解し最適な提案をフィードバックすることで、次世代住宅の発展につなげる。対象住戸は5戸を予定。

 食事や体重、体温などの複数デバイスにまたがる健康情報をスマートミラーやスマートフォンでまとめて表示する、照明やプロジェクター映像などで部屋の雰囲気を変化させ、“くつろぐ”“在宅ワーク”といったシーンに合わせた空間を演出する、といったさまざまなサービスを提供。デバイスデータの収集やアンケートを通じ、デバイスやアプリに対する評価・検証を行なうと共に、段階的にデバイスの追加やアプリ、スマートミラーなどの機能を追加する。

 入居者のニーズを取り込みながら、STEP1(21年5月)・STEP2(21年秋)・STEP3(22年)と段階的にサービス・機能の拡張を行なう予定。さらには暮らしの中のスマートミラーやアプリにまちのイベントや近くのお店の情報を提供するなど、居住者とまちとのつながりをサポートすることで地域へ貢献することも目指す。


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