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築47年のNTT通信ビルを複合施設に

 NTTアーバンソリューションズ(株)、NTT都市開発(株)、東日本電信電話(株)神奈川事業部(以下、「NTT東日本」)は、リノベる(株)と共に、NTT東日本が所有する「NTT溝ノ口ビル」(川崎市高津区)のコンバージョンを実施したと発表した。同施設は7月3日に通称「BOIL(ボイル)」としてオープンする。

 同ビルは、1974年の竣工時から通信ビルとして活用されてきたが、近年は業務効率化等により建物内に利用していないスペースが発生していた。ここを生かして地域を支えたいとの思いから、コンバージョンを行ない、発信基地局の機能に地域参加型の「文化」発信基地局という機能を付加した施設として運用する。

 インフラ施設としてつくられた堅牢な構造躯体により、9m×24mの大空間を実現。成長を意味する「grow」と文化を意味する「culture」を組み合わせた造語である「gro-cul」をコンセプトに、地域の人とカルチャーを育み、成長し続け影響力を生み出せるまちづくりを目指し、運営していく。

 なお、コンバージョンに当たっては、NTT都市開発とリノベるが協業して実施。リノベるは、総合企画から設計施工、サブリース、運営マネジメントを担当した。なお、地元企業との協業として、NENGO(川崎市高津区)が運営を担う。

  物件の概要等は、こちらのニュースを参照。

施工前のNTT溝ノ口ビル
BOILの外観イメージパース


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