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首都圏既存戸建て価格、5ヵ月ぶりに下落

 (株)東京カンテイは8日、2021年6月の主要都市の中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,206万円(前月比1.7%下落)と、5ヵ月ぶりに反転下落した。都県別に見ると、東京都は4,972万円(同4.0%下落)と2ヵ月連続の下落。神奈川県は3,449万円(同1.8%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。千葉県は2,382万円(同1.4%下落)と5ヵ月ぶりに反転下落。埼玉県は2,383万円(同4.4%下落)と反転下落した。

 近畿圏の平均価格は2,588万円(同2.0%上昇)と反転上昇した。府県別では、大阪府が2,722万円(同1.0%上昇)と3ヵ月ぶりに反転上昇。兵庫県は2,718万円(同6.3%上昇)と3ヵ月連続で上昇。京都府は2,989万円(同12.9%下落)と大きく下落し、3,000万円台を割り込むのは5ヵ月ぶりとなった。近畿圏全体では、京都府以外は上昇しており、価格の動きは強含んでいる。

 中部圏は平均価格2,345万円(同1.4%上昇)。愛知県は2,886万円(同1.8%上昇)と反転上昇した。

 福岡県は平均価格2,202万円(同4.4%下落)と3ヵ月ぶりに反転下落した。


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