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既存住宅の省エネ化を推進/インテリックス

 (株)インテリックスは15日、2021年5月期決算説明会をオンライン開催した。

 当期(20年6月1日~21年5月31日)は、売上高410億7,400万円(前期比8.5%増)、営業利益21億7,000万円(同95.8%増)、経常利益19億2,600万円(同154.3%増)、当期純利益11億2,700万円(同116.0%増)となった。詳細は7月13日のニュースを参照。

 説明会では、同社代表取締役社長の俊成誠司氏が今後の事業方針を説明。リノベーション事業分野では、主力のリノヴェックス事業はもとより、省エネリノベーション「ECOCUBE」の展開を推進していく。ソリューション事業分野については、アセット事業、リースバック事業等の拡大により、ストック収益とフロー収益の安定化に努める。これら部門を支えるコーポレート部門では、現場力とデータ分析を融合した経営を推進。月2,000件以上の査定依頼を受けた物件情報の分析により、需要の高いエリアや最適な内装仕様を見える化し、仕入れ営業に必要なIT支援を行なっていく。

 また、「既存住宅のリノベーションにおいても、省エネルギー化を推進していくことを使命と捉える」(俊成氏)とし、「ECOCUBE」の今期の販売目標を200戸に設定。「『ECOCUBE』の推進は、SDGsのゴールに貢献できるものと考えている」(同氏)と話した。拡大に向けた施策として、(1)省エネによりもたらされるメリットのアピール、(2)低コスト化の実現、(3)省エネを体感できる機会の提供、の3つを提示。「横浜の『ECOCUBE』物件では、リノベーション前後で冷暖房費が約74%削減できるというデータがある。こうしたメリットの認知、普及に努めていく」(同氏)と述べた。


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