不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

JR北海道、帯広のホテルをサ高住に転用

 北海道旅客鉄道(株)(JR北海道)は14日、2011年に開業した宿泊特化型ホテル「JRイン北海道」(北海道帯広市、総客室数137室)を改修し、サービス付き高齢者向け住宅「(仮称)ブランJR帯広駅前」(総戸数49戸)に業態変更すると発表した。

 同ホテルは、00年1月に「ホテルヒーロー」として開業。のちにJR北海道が取得している。築21年を経過し、建物・設備の老朽化を課題として、アフターコロナを見据えた将来像を検討したところ、中長期的な安定需要が見込めるサ高住に業態変更することが望ましいと結論付けた。

 JR「帯広」駅前に立地し、敷地面積は約1,091平方メートル。鉄骨鉄筋コンクリート地上9階建てで、延床面積は約4,305平方メートル。改修後はワンルーム21戸、1LDK・14戸、2LDK・14戸とする。

 「ブラン」シリーズのサ高住は今回で6棟目。これまでと同様、同社が建物を所有し、建物をミサワホーム北海道(株)に賃貸する。総事業費は約6億5,000万円を想定している。

 今後、11月末でホテルを閉館し、今冬に改装工事着手する計画。サ高住としての開業は22年度秋頃を予定している。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら