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ナイス、ヤマダHDが筆頭株主に

 ナイス(株)は16日、(株)ヤマダホールディングスとの資本業務提携を決定したと発表した。

 ナイスは2019年の金融商品取引法違反により元代表取締役2名と共に起訴された後、新経営陣を選任してコンプライアンス意識醸成や経営の効率化などを進めてきた。それが評価され、20年12月には(株)東京証券取引所からの特設注意市場銘柄の指定が解除されている。21年に創業70周年を迎え、事業の継続的成長と社内にない経営資源を持つヤマダHDとの資本業務提携契約を締結。住生活産業関連事業等で相互に事業発展を目指すこととした。

 資本提携することで、(株)ヤマダホームズ等の住宅産業と、ナイスの資材の一括受注・総合物流機能を組み合わせることでシナジーを発揮。競争力、取引の強化・拡充を図る。

 ナイスは、ヤマダHDを対象とする第三者割当による新株式の発行を行ない、普通株式210万株を割り当てる。その結果、ヤマダHDはナイスの株式18.30%を保有して筆頭株主となる予定。資金調達額(差引手取概算額)は、37億5,370万円。調達金額は関東物流センターの2期工事や首都圏での物流網再構築に充てる予定。


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