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丸の内エリアに「ローカル5G」を構築/三菱地所

ローカル5Gの整備拠点と実証実験イメージ

 三菱地所(株)は20日、オンラインとオフラインが融合する新たな暮らしとまちづくりの実現に向けたインフラ整備として、第5世代移動通信システム(5G)の構築を推進していくと発表した。その第1弾として、三菱電機(株)と協働。丸の内エリアの屋内外の複数拠点に「ローカル5G」を整備していく。

 5Gはこれまでの移動通信規格(4G)と比較し、高速大容量・低遅延・同時多数接続という性質を持つ移動通信システム。今回導入するローカル5Gは、SIM認証による独自回線であるためセキュリティ性能が高く、安定した通信環境が整備できるのが特徴。アップロード・ダウンロードの速度も柔軟に変更できる。

 「大手町パークビル」(東京都千代田区)の同社本社内など丸の内エリアの複数拠点で整備。設置期間は2021年12月~22年11月。企業や大学、団体等と連携して実証実験を行ない、ロボットの遠隔操作や災害対応、XR技術による高性能会議、美術館の遠隔鑑賞、eスポーツ、遠隔ショッピング体験等による活用を検討していく。

 同一エリア内の複数用途・複数施設でのローカル5Gの面的導入は国内初の取り組みとなる。


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