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富山の商業施設にアートを活用した地域交流拠点

 三井不動産(株)は8月3日、「三井アウトレットパーク 北陸小矢部」(富山県小矢部市)内に、アート&デザイン コミュニティスペース「Meets GEIBUN」をオープンする。

 富山大学との共同プロジェクト。両者は、2018年から小矢部市において連携した取り組みを開始し、19年に組織的連携協力協定を締結。同施設において地域の発展および活性化を目的とした共同研究・調査を行なってきた。

 今回は、さらなる連携強化とともに、より地域に開いた場づくりを目指し、年間を通じてさまざまな研究・イベントを開催するコミュニティスペース「Meets GEIBUN」をオープンする。同大学芸術文学部(GEIBUN)の学生作品の展示やデザインワークショップの開催等により、アート&デザインの観点から地域交流の場づくりと文化創造の活性化を目指す。

 「Meets GEIBUN」は、ギャラリーエリア、フリーエリア、情報エリアで構成。企画内容に合わせられるよう、空中にワイヤーを張り巡らし、そこから布を下げて間仕切ることにより、空間が変容できる仕様とした。

 3~18日は、「GEIBUN SOCKS展(仮称)<SUKENO × GEIBUN × 富山県総合デザインセンター>」 を開催する予定。GEIBUNの授業「デザイン展開(プロダクトデザイン実習)」で取り組んだ地域連携授業の成果を展示する。

 「三井アウトレットパーク 北陸小矢部」は、15年7月に開業。敷地面積約13万平方メートル、延床面積約4万5,000平方メートル。あいの風とやま鉄道「石動」駅よりバスで9分に立地。店舗数は約170店舗。


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