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首都圏新築戸建て価格、4,000万円超に

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社ネットワークにおける2021年6月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。

 新築戸建ての平均登録価格は4,008万円(前月比1.1%上昇)と、17年1月以降初めて4,000万円を超えた。
 エリア別では、東京は23区が5,899万円(同2.8%上昇)、都下が4,197万円(同1.2%上昇)、神奈川県は横浜市・川崎市が4,518万円(同1.0%上昇)、神奈川県他が3,909万円(0.9%上昇)、埼玉県はさいたま市が4,026万円(同1.4%上昇)、埼玉県他が3,273万円(同0.3%)、千葉県は西部が3,685万円(1.6%上昇)と、8エリア中7エリアで17年1月以降の最高額を更新した。千葉県他は2,889万円(同1.3%上昇)だった。
 なお、前年同月比では、6エリアで5%以上の上昇、全エリアで5ヵ月連続前年超えと上昇傾向が継続している。

 既存マンションの平均登録価格は3,297万円(前月比0.7%上昇)だった。
 エリア別では、東京23区は4,299万円(同変動なし)、都下は2,605万円(同0.3%上昇)、横浜市・川崎市は2,937万円(同0.4%下落)。神奈川県他は2,438万円(0.3%上昇)と3ヵ月連続で過去最高額を更新。さいたま市は2,728万円(0.3%下落)、埼玉県他は2,092万円(同0.6%下落)だった。千葉県西部は2,317万円(同1.2%上昇)と9ヵ月ぶりに過去最高額を更新、千葉県他は1,727万円(同0.2%上昇)と3ヵ月連続で過去最高額を更新した。
 なお、前年同月比では、東京都下、横浜市・川崎市が下落、それ以外の6エリアが上昇した。最も上昇率が高いのは、さいたま市の8.5%で差額も200万円を超えた。


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