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小岩駅前再開発で30階の複合タワー/三井不レジ

住宅と商業・業務・保育所が入居する複合施設を建設する

 三井不動産レジデンシャル(株)と日鉄興和不動産(株)は27日、参加組合員として推進する「JR小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業」(東京都江戸川区、施行者:JR小岩駅北口地区市街地再開発組合)が、26日に東京都より権利変換計画の認可を受けたと発表した。

 計画地は、JR総武線「小岩」駅徒歩2分に位置する約2haの区域。駅からペデストリアンデッキで直結する住宅と商業・業務・保育所が入居する複合施設を建設すると共に、北口駅前に交通結束点となる路線バスやタクシーの乗り入れ可能な約6,100平方メートルの交通広場、その地下に公共駐輪場も整備する。

 複合施設は、敷地面積約8,678平方メートル、延床面積約9万4,709平方メートル、地上30階地下1階建て、住戸数は約730戸。低層部(1~3階・商業エリア)の屋上には広場やデッキテラスを整備し、緑豊かなオープンスペースを創出する。建物は中間免震構造を採用し、防潮板・防災備蓄倉庫の設置等により安全性を高めることに加え、高断熱性能や屋上緑化・壁面緑化、雨水の再利用、太陽光発電パネル、電気自動車への対応等、サスティナブルな社会の実現に向けた施設計画を採用した。

 着工は2022年3月、竣工は27年1月の予定。なお北口交通広場については、27~30年に整備する計画で、事業完了(公共施設工事完了)は31年の予定。


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