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利用者にオンライン紛争解決サービスを無料提供

 (株)スペースマーケット、損害保険ジャパン(株)(損保ジャパン)、第一東京弁護士会は29日、スペースマーケットの利用者に向け、チャットシステムを活用したオンライン紛争解決(ODR)サービスの提供を開始すると発表した。

 損保ジャパンは、2020年4月に、スペースマーケットと共同で、被害者補償型の保険となるスペースシェアリングプラットフォーマー専用保険を開発。同保険は、スペースを貸す人(ホスト)とスペースを借りる人(ゲスト)がサービス利用時・利用後に判明した財物損壊や身体障害による損害などの費用を補償する。
 個人間取引が主体となるシェアリングサービスではトラブルの種類が多様化しており、個別具体的な対応が必要なことから、当事者間での解決をサポートするために、ODRサービス用のチャットシステムを開発、および保険の開発に至った。

 損保ジャパンは、第一東京弁護士会仲裁センターが主催するODRに対してシステム開発等の協力を行ない、ODRの利用に係る手数料(費用)を補償する特約の提供を開始。併せて、スペースマーケットのシェアリングサービス利用中にトラブルが発生しホスト・ゲスト双方が利用を希望した際に、第一東京弁護士会仲裁センターによる簡易和解手続きを案内する。
 その際、チャットシステムを利用することで、トラブルの当事者は、非対面、かつ時間に拘束されずにで簡易和解手続きを行なうことができるという。

 損保ジャパンは、スペースマーケットに提供する専用保険に、ODR利用に係る手数料(費用)を支払う補償を追加で提供。そのため、シェアリングサービス利用中に生じたトラブルについて、ホスト・ゲストは、費用負担を気にすることなくODRサービスを利用できるという。


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