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本社のCO2排出量をオフセット/地所レジ

 三菱地所レジデンス(株)は29日、同社の新築分譲マンションブランドである「ザ・パークハウス」等マンションの太陽光発電設備で発電した電力による約250tのCO2排出削減量をJ-クレジット化し、同社の本社と同ビル共用部の一部で使用した2020年度の1年間分の電力量をすべてオフセットしたと発表。

 10年以降、原則40戸以上の規模の「ザ・パークハウス」に太陽光発電パネルと高圧一括受電を組み合わせた電力供給システム「soleco(ソレッコ)」を導入。21年3月末時点で216棟のマンションへ導入しており、うち84棟分の発電電力をJ-クレジット化の対象とした。「soleco」の太陽光発電による約250tのCO2削減量のうち、約120tで大手町フィナンシャルシティ グランキューブ内にある同社本社のCO2排出量をオフセットし、残りの削減量は、同ビル共用部の一部のオフセットに使用した。

 21年度以降は、三菱地所が同ビルの全電力を再生可能エネルギー由来に切り替えるため、今回のスキームを他に転用する方法を検討し、さらなるCO2排出量削減のための具体的な施策に活用していく計画。


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