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東京・銀座の路面店舗賃料は横ばい

 シービーアールイー(株)(CBRE)は5日、2021年第2四半期の国内主要店舗(路面店舗)の市場動向に関するレポートを発表した。

 東京・銀座、大阪・心斎橋、名古屋・栄のハイストリートに立地する店舗の1階フロアが対象。ハイストリート賃料(坪)はサンプル調査に基づく想定成約賃料の上限と下限の平均値、プライム賃料(坪)は対象エリアの一等地の想定成約賃料の上限値としている。空室率は集計時点で即入居可能である物件をベースに算出している。

 銀座のハイストリート賃料は、ラグジュアリーブランドを中心とした複数のリテーラーから引き合いがあった結果、24万3,000円(前期比横ばい)だった。一等地への出店に前向きなラグジュアリーブランドがいることでプライム賃料は40万円(同横ばい)で23期連続で横ばい。ラグジュアリーブランドやファッションブランドの旺盛な需要により空室率は5.1%(同0.6ポイント下落)だった。

 心斎橋のハイストリート賃料は、心斎橋筋商店街を中心に需給バランスのゆるみが生じ、13万8,100円(同2.1%下落)。ただし、御堂筋を中心にラグジュアリーブランドからは強い出店ニーズが見られ、プライム賃料は25万円(同横ばい)。空室率は8.7%(同横ばい)。

 栄のハイストリート賃料は7万500円(同1.4%下落)、プライム賃料は10万円(同横ばい)で、空室率は0.0%(同横ばい)だった。


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