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住友不販、事業者買取仲介にオークション導入

 住友不動産販売(株)は、2日より不動産仲介オークション・サービス「ステップオークション」を本格的にスタートする。

 従来、事業者買取仲介では、店舗ごとに地元事業者を中心に数十社程度に電話・FAX等で物件を紹介。時間がかかる上に物件を紹介する事業者数にも限度があった。同社では、物件情報を本社に集約し、約6,000社の取引先宅建事業者に対して条件等も含めて同時・一括で発信する仕組みに改める。6,000社の中から物件特性に合致する180社程度を対象に、入札期間を設けて購入申し込みを募り、申し込みは本社で一元的に受け取る。都度売り主に連絡し、諸条件の合意後に売買契約を締結する。

 この仕組みを導入することで、従来よりも多くの買い手候補の宅建事業者にアプローチでき、顧客に条件の良い売却先をスピーディーに紹介できるようになる。また並行して個人向けの売却活動も継続するため、売り主はオークションの入札結果と一般の個人の購入申し込みを比較・検討し、最高価格の売却先を選ぶことができる。

 7月に首都圏の土地と非居住戸建てで試行を開始。8月には首都圏のすべての土地・戸建て、関西圏の土地・非居住戸建てにも対象を拡大していた。2日からは首都圏のマンション、関西圏のすべての土地戸建てにも拡大し、10月からは首都圏・関西圏共に収益物件や事業用物件を含むすべての案件に対応する。


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