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第6回澄和Futurist賞、さだまさし氏らを選出

 (一財)澄和(理事長:村石久二氏)は9月30日、「第6回澄和Futurist賞」の受賞者を発表した。

 同賞では、平和をテーマとした取り組みを長年継続している個人または団体を表彰。例年は3組程度を選定しているが、今回は「特別賞」と、若い世代に期待を込めて贈る「Next Futurist 奨励賞」を加え、計5人を表彰する。

 「澄和Futurist賞」にはさだ まさし氏、坂 茂氏、平野伸人氏を選出した。さだ まさし氏は、“いのち”への思いを表した歌を数多く手がけ、また、故郷である長崎では20年間に渡り無料の平和記念コンサートを開催している。坂 茂氏は、再生紙で作成する「紙管」を使用した緊急時のシェルター・住宅の建築等により国内外の被災者を支援している。平野伸人氏は、核廃絶を求める署名を高校生が国連に直接届ける「高校生平和大使」の創設者で、若い世代への平和の意識付けに取り組んでいる。

 「特別賞」は、故・中村 哲氏に決定。35年間にわたりパキスタンやアフガニスタンで人道支援に尽力。自らが土木の最前線に立ち、総延長100kmの用水路や給排水路を築いた。

 「Next Futurist 奨励賞」は、御手洗 志帆氏。2012年から毎年、「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭(旧「新藤兼人平和映画祭」)」を個人で主催している。

 表彰式は10月8日に東京會舘(東京都千代田区)において執り行なう。


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