不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

山岳国立公園の管理テーマにシンポ/JARES

 (公財)日本不動産学会(JARES)は、11月10日にシンポジウム「山岳国立公園管理の将来(レクリエーション・登山のための利活用を探る)」をオンラインで開催する。

 山岳国立公園において、レクリエーション目的での利用のための管理をめぐって多くの問題が起きている。山小屋では、宿泊サービス以外でも避難者の救護といったボランティア活動を強いられており、無償による管理には限界が見え始めている。そこで、登山道の管理や山小屋の運営、さらに複数の公益目的を両立させていくための注意事項などを、さまざまな視点から議論。特にレクリエーション目的で山を楽しむ登山者の協力を得ることを前提とした、山岳国立公園の管理の新たな方向性を探っていく。

 パネルディスカッションでは、千葉商科大学国際教養学部准教授の太田昌志氏をコーディネーターに迎え、江戸川大学国立公園研究所客員教授の伊藤太一氏、登山家で甲斐駒ヶ岳七丈小屋管理者でもある花谷泰広氏、環境省自然環境局国立公園課の熊倉基之氏、大阪市立大学大学院都市経営研究科教授の久末弥生氏の4人がパネラーとして登壇する。

 時間は15~18時、料金は無料、申込期限は11月4日まで。定員は200人。申込方法など詳細は同学会ホームページを参照。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら