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NTT西の本社跡地にラグジュアリーホテル

街区完成イメージ。中央の建物がホテル完成イメージ。左(東)側が広場、右(西)側の既存ビル屋上にオープンスペースを整備する

 西日本電信電話(株)(NTT西日本)、NTTアーバンソリューションズ(株)、NTT都市開発(株)は13日、法円坂北特定街区(大阪市中央区)における開発計画について会見した。

 開発地は、現NTT西日本本社所在地を含む大阪城公園と難波宮跡公園の間に位置。NTT西日本は年内に京橋エリアへの本社移転を計画しており、その跡地を活用して、2つの公園をつなぐ緑豊かな歩行者空間およびホテルを整備する。

 NTTアーバンソリューションズが総合企画を担当。東西に渡る街区(全体面積約1万3,600平方メートル)を3つのエリアに分け、本社跡地となる中央のA敷地にNTT都市開発がラグジュアリーホテル(総客室数約220室)を建設する。敷地面積約4,900平方メートル、延床面積約3万9,000平方メートル、鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上20階地下3階建て。MICE需要に対応するコンベンションホールを備え、平均客室面積50平方メートル超とし、多人数で利用できるタイプの客室も一定数用意する予定。着工は2023年2月、竣工は25年1月、25年4月より開催する大阪・関西万博までの開業を目指す。ホテルオペレーター等は未定。

 東・西エリアはNTT西日本が開発・整備を担当。西側の史跡指定地(約5,800平方メートル)は、難波宮跡の遺構を表現した形状の広場空間として整備。東側は、既存の電話局ビルを減築し、地上1階地下2階建てビルの屋上スペースを大阪城天守閣が望めるオープンスペースとして一般に開放する。観光情報を発信するデジタルサイネージを設置し、シェアサイクルポートも用意するなどして、周辺エリアへの回遊を促進する。

 NTT西日本の新本社は、大阪大学工学部跡地(大阪市都島区)に10月末に竣工する予定。鉄骨造地上12階地下1階建て。名称を「NTT WEST i-CAMPUS」とし、リモートワークを基本とするオフィスレイアウトを計画。隣接してベンチャー共創施設(鉄骨造地上3階建て)も開設する。

 同日会見したNTT西日本代表取締役社長社長執行役員の小林充佳氏は、「開発地は大阪の中でも大阪城を正面に見据える唯一無二の場所。万博開催を視野に大阪の発展、国際化に寄与するホテルを計画した」などと抱負を述べた。

 NTTアーバンソリューションズ代表取締役社長社長執行役員の中川 裕氏は、「withコロナの時代であっても、魅力のある場所には多くの人が集まるようになると考えている。設備やサービスが行き届いた上質で安心できるホテルを建設し、街区全体でここならではの体験を提供していきたい」などと話した。


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