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マンション再生に向けたモデル事業、16件を採択

 国土交通省は25日、「マンションストック長寿命化等モデル事業」(2021年度第2回提案募集)の採択プロジェクトを決定した。

 同事業は、今後急増する高経年マンションについて、適切な維持管理を促進するとともに、改修や建て替えによるマンションの円滑な再生を図る取り組みを促進するため、 老朽化マンションの再生検討から長寿命化に資する改修や建て替え等に係る先導的な再生プロジェクトを支援するもの。

 事業前の立ち上げ準備段階を支援する「計画支援型」と、長寿命化等の改修工事や建替工事の実施段階を支援する「工事支援型」それぞれでプロジェクトを募集。計画支援型では、マンションの長寿命化等に向けた事業を実現するための必要な調査・検討経費等に要する費用を1案件につき500万円を上限に補助。工事支援型は、調査設計計画に要する費用、長寿命化に資する工事のうち先進性を有するものに要する費用(改修工事)、土地整備に要する費用や共同施設整備に要する費用(建替工事)の合計の3分の1を上限に補助する。

 6月19日~8月31日までプロジェクトを募集。17件の応募があり、16件を採択した。「計画支援型」は、「シーアイマンション白金」(三菱地所レジデンス(株))など7件、「工事支援型」は「入船東エステート住宅」((株)ジェス診断設計)など9件。


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