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分譲戸建ての全区画に太陽光パネルを搭載/野村不

「プラウドシーズン横浜三ツ境」完成イメージ

 野村不動産(株)は9日、分譲戸建てシリーズ「プラウドシーズン」の大規模住宅の展開において、温室効果ガス削減に寄与する取り組みを積極的に推進すると発表した。

 第1弾として、11月中旬より順次販売する「プラウドシーズン横浜三ツ境」(横浜市瀬谷区、総戸数57戸)、「プラウドシーズン南柏サウスアベニュー」(千葉県柏市、総戸数18戸)の合計75区画に、TEPCOホームテック(株)が提供する太陽光発電システム「エネカリ」を採用。「プラウドシーズン」として太陽光パネルを全区画に搭載するのは初の試み。

 1棟当たり平均約3kWのパネルを搭載、年間3,000kWの発電を見込み、CO2削減量は1棟当たり約1.5t/年。75区画合計では年間110t以上の削減につながる試算となる。また同取り組みの開始に当たり、分譲地の地元金融機関の横浜銀行および千葉銀行と提携し、物件を契約した際に一部条件を優遇する住宅ローンの取り扱いも開始する。

 「横浜三ツ境」は、相模鉄道相鉄線「三ツ境」駅より徒歩10分に位置。敷地面積100.04~120.12平方メートル、延床面積約90.49~99.28平方メートル。間取りは3LDK・4LDK。入居開始は2022年4月上旬・7月下旬の予定。
 「南柏サウスアベニュー」は、JR常磐線「南柏」駅より徒歩12分に位置。敷地面積100.60~121.30平方メートル、延床面積100.19~115.01平方メートル。間取りは4LDK。入居開始は22年4月上旬の予定。

 9日に実施した会見で同社常務執行役員住宅事業副本部長・吉村哲己氏は「戸建てについては、これに留まることなく、今後着工するプロジェクトでも国産木材や断熱仕様の向上、高効率な設備を採用していき、環境配慮型住宅を推進していく」などと述べた。


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