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「山岳国立公園の管理」テーマにJARESがシンポ

 (公社)日本不動産学会は10日、シンポジウム「山岳国立公園管理の将来(レクリエーション・登山のための利活用を探る)」をオンライン形式で開いた。

 国内の山岳地域などには美しい景観等を目当てに多数の登山客が訪れているが、レクリエーション目的での利用のための管理をめぐって多くの問題が発生している。そこで、都市の諸問題について解決策を研究してきた同学会の持つノウハウを生かし、山岳国立公園の管理に生かせないかと今回のテーマを設定した。

 シンポジウムでは、千葉商科大学国際教養学部准教授の太田昌志氏をコーディネーターとしてパネルディスカッションを実施。パネリストには、江戸川大学国立公園研究所客員教授の伊藤太一氏、登山家・First Ascent代表・甲斐駒ヶ岳七丈小屋管理者である花谷泰広氏、環境省自然環境局国立公園課の熊倉基之氏、大阪市立大学大学院都市経営研究科教授の久末弥生氏を招待。各氏が米国やフランスでの事例紹介や、山小屋での山岳公園管理の実例を紹介しながら、意見交換を行なった。


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