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東京都心5区ビル、平均賃料は15ヵ月連続下落

 三鬼商事(株)は11日、2021年10月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は6.47%(前月比0.04ポイント上昇)となった。館内縮小などによる大型解約はあったものの、中小の成約が進み、空室面積は小幅の増加にとどまった。

 新築ビルの空室率は14.03%(同1.09ポイント下降)、既存ビルは6.39%(同0.06ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は2万804円(同54円減)と、15ヵ月連続で下落している。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は、4.45%(同0.12ポイント上昇)。新築ビルの制約が進んだほか、既存ビルにも統合や自社ビルからの移転に伴う制約の動きがあったが、縮小傾向の解約の動きが相次ぎ、大阪ビジネス地区全体の空室面積は約2,700坪増加した。

 新築ビルの空室率は56.89%(同15.27ポイント下降)、既存ビルは4.20%(同0.20ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は、1万1,805円(同13円減)となった。


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