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不動産テックの活用事例を共有/クラスコ

2年ぶりのリアル開催となった「TATSUJIN AWARDS SWITCH 2021」。約100名が参加した
「衰退期を迎えた賃貸管理会社を存続させ、利益アップにつなげるためには“変化”が必要」などと話した小村社長

 (株)クラスコは19日、「TATSUJIN AWARDS SWITCH 2021」を、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催した。

 同社が展開する不動産テックを活用した事例を共有し合うイベント。「集客DX」「賃貸リノベ」「管理受託」「不動産DX」「採用&ブランディング」という5つの観点から、成果を上げた企業のノウハウを共有した。

 同社代表取締役の小村典弘氏は、ブランディングと不動産テックを活用した組織づくり、人材育成の取り組みを披露。「賃貸管理会社のライフサイクルは“衰退期”を迎えている。その中で会社を存続させ、利益アップにつなげるためには“変化”が必要」と話し、社名変更や会社のロゴ等を統一したブランディング戦略について説明。テクノロジーを活用し、社員の休日増・残業減でも利益4.2倍増を実現していることなどを紹介した。成功する企業の法則については、「“TTP(徹底的にパクる)”ところから始め、“TTPS(徹底的にパクって進化させる”ことが成功への近道となる」と話した。

 2018年よりテクノロジーやAIを活用し満室経営をシステム化した「満室の窓口」の加盟店は、136店舗に。「今後は『売買の窓口』も展開していく」とし、基幹システムと連携できる賃貸仲介管理システム「CHINTAI FORCE」を来年リリースすると発表した。


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