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飯田GHD、第3次中期経営計画を策定

 飯田グループホールディングス(株)は7日、「第3次中期経営計画」(2022年3月期~24年3月期)を策定した。

 基本戦略として「コア事業の競争力強化」と「事業ポートフォリオの拡大」を推進。主力である戸建分譲事業は利益重視の戦略をとる一方、マンション分譲事業、注文住宅事業、メンテ・リフォーム事業については事業規模を拡大し、収益構造の安定化を図る。海外事業への開発投資、次世代住宅や70年住宅等への研究開発投資、収益不動産ビジネス等のストック事業への投資を行なうとした。

 セグメント別で見ると、戸建分譲事業は、エリアごとの需要動向、競争環境に応じた事業展開により利益を拡大する。また、分譲戸建住宅が未成熟な市場や、同社の未進出エリアへ積極的に展開。住宅性能表示制度において分譲戸建住宅全棟で最高等級を取得し、価格競争力を維持しながら品質による商品差別化を実施する。

 マンション分譲事業は、すでに展開している首都圏エリアに加え、地方中核都市圏においても事業を展開し、供給戸数の拡大を目指す。また、開発期間の短い中小規模のマンションをメインターゲットとすることで在庫回転率を高めると共に資材共通化、オリジナル商品開発等により利益率の維持・向上を図る。

 24年3月期には、売上収益1兆7,200億円、営業利益1,650億~1,720億円を目指す。


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