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大規模修繕周期を18年前後に長期化/日鉄コミュニティ

 日鉄興和不動産(株)の100%子会社でマンション管理事業を行なう(株)日鉄コミュニティは14日、大規模修繕周期を18年前後に長期化する工事「リサージ18」を開発したと発表した。

 「リサージ18」では、耐用年数以上の性能を持つ材料や耐久性能を上げる工法を採用することで、防水工事を10年から15年に、シーリング工事を5年から10年にするなど保証期間を延長。さらに工事完了後の点検等を実施することにより、大規模修繕工事の周期をこれまでの12年前後から18年程度に延長できるようにした。工事の回数を減らし、長期にわたる修繕工事コストを抑制することで、管理組合の工事準備に係る負担や居住者の工事中における騒音や不自由さ等のストレスの軽減を図る。

 すでに2020年3月より、管理するマンション管理組合に「リサージ18」の提案を開始しており、3物件の管理組合との間で工事請負契約を締結。3物件は「アクアリーナ川崎ロッソタワー」(08年竣工・川崎市幸区、総戸数126戸)、「アクアリーナ川崎ヴェルデタワー」(09年竣工・川崎市幸区、総戸数125戸)、「ライフブロード西白井」(1996年竣工・千葉県白井市、総戸数112戸)で、2021年8月から随時、着工している。


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